秋真っ只中なこの時期、自分の生まれ育った地域でも、毎年秋祭りが行なわれています。
その秋祭りは名称もあり、意外と古くから伝えられているものなんですが、祭りの中心となるのが地元の小学生やお年寄り関係なので、長い間、お祭り自体をしっかりと見てはいませんでした。
お祭りの日には、毎年うちの母親が押し寿司を作るんですが、それを取りにいらっしゃいという連絡を受けたので、久しぶりに実家へ行く事に。
それで、お祭りの事を思い出した事もあり、久しぶりにお祭り見学をしてみることにしました。
「獅子屋形」というんですが、これだけ近くで見たのは・・・かれこれ何年ぶりなのかも思い出せないほど昔(笑)
地域には、2種類の獅子屋形があって、1つは金箔が貼られた煌びやかなもの、もう1つは白木造りのシックな感じ。
それぞれ、2種類の太鼓がくくりつけられていているのと、あとは真ん中に獅子が置かれているのが特徴でしょうか。
流れとしては、古くからある神社を出発し、太鼓と笛で囃子を奏でながら地域内を曳き回し、また、神社へ戻ってきます。
少子化で、お祭り自体の存続が心配でしたが、この日は、法被を着た子供達も多く見かけたし、想像していた以上にお祭りの雰囲気が出ていました。
獅子屋形は、もっと大きかった覚えだったんですが、そんなところでも、自分の成長というか、時の流れを感じますね。
収穫間近の稲穂が、黄金色に輝いている中に見える獅子屋形を懐かしく眺めながら、あまり変化のない地元に嬉しさを感じ帰路につきました。